2022年2月18日金曜日

コロナ禍を乗り越えて…

どうもご無沙汰しております。

前回の投稿から2年が経とうとしています…

もう誰も見ていないかもしれませんが、久々の更新です。


前回のブログで卒論を完成させた学生のうち3名が、今週、修論発表を終えました。

前夜まで修正や練習を重ねた3人でしたが、

本番では見事にこれまでで最高の発表を披露してくれました。

しかも、(たまたまですが…)コケムシの発表で一日が始まり、

膨大なデータに基づくマニアックなウニの分類の発表をお昼に挟んで、

コケムシの発表で一日を終えるというプログラム…!

本当に素晴らしい一日でした。


学生たちにとっては、まさにコロナ禍と共に始まった修士課程でしたが、

度重なる調査の中止なども乗り越えて、見事な修士論文を完成させてくれました。

この2年間の経験を活かして、どんどん新しいことに挑戦していってもらいたいです。


と、いうわけで…

せっかくの素晴らしい修論の内容を世に出すために、

一緒に論文を書こう!

(これからもヨロシクね!)

3人分合わせて約600ページの修士論文…みんな(自分も)がんばった!

2020年3月5日木曜日

怒涛の年度末業務

気がつけば、もう3月ですね。
鏡餅も鬼もお雛様もすっ飛んでいきました・・・
今年もバタバタの年度末です。

各種会議や試験監督、報告書の山、学会のお仕事などの合間に、
溜まった原稿を少しでも進めたいと思っています。

そういえば、2月上旬には学生の卒論発表がありました。
今年の卒論の内容は、
コケムシ関連(摂餌生態・幼生の行動・鳥頭体の行動)
分類学(ウニ・ナマコ)
ヨコエビ・ワレカラ関連(種組成・摂餌生態・付着力)
付着生物・底生生物関連(付着板・ヤドカリの殻・海藻群落と転石帯)
でした。
今年もみんな盛り沢山な内容をがんばって仕上げてくれました。
あとはこれらをすべて論文にできれば・・・
あぁ、こうしてまた原稿が溜まっていくのです。。_(_ _;

2019年11月20日水曜日

コケムシの存在が当たり前の空間

先日の琵琶湖調査の際に,久々に琵琶湖博物館に行きました。
あらためて展示内容の充実ぶりに驚かされました。

それにしても・・・以前からこんなにマニアック(いい意味で)でしたっけ?

個人的には,解説パネルで当たり前のようにコケムシが描かれていたり

コケムシの映像が大画面で流れていたり

大好きなRipistes parasita と自分が名づけたHislopia prolixa が並んで壁画になってたり

夢のようでした。

いつか日本中でコケムシをこれくらいメジャーにしたいなぁ・・・(´ー`

2019年11月19日火曜日

日本縦断~その3~

琵琶湖から相模原に帰り,学生の入れ替えをした後,
引き続き公用車で岩手県の大槌湾に向かいました。

この週はずっと海が荒れており,果たして調査ができるか不安でしたが,
なんとか翌朝には船を出すことができました。

お昼には越喜来湾でも船を出して,なんとか全調査を完了することができました。
午後になると風が強くなってきて波が・・・(゜゜;

実験用に採集したコケムシやワレカラも無事に研究室に持ち帰ることができました。
これで実験も進められます。
よかったよかった・・・(´ー`

2019年11月18日月曜日

日本縦断~その2~

豊潮丸を下船し,竹原ステーションで夕方までソーティングした後,
そのまま公用車で滋賀県に向かいました。

翌朝,琵琶湖でコケムシの採集を試みましたが・・・

とにかく水が冷たい!(><

ちょっと時期が遅すぎましたね・・・
残念ながら群体はみつかりませんでした。_(_ _;

ということは・・・淡水域はいよいよヒナコケムシのシーズンです!

2019年11月17日日曜日

日本縦断~その1~

先日,調査のため公用車で広島まで行ってきました。

広島大学の竹原ステーションでのプランクトン観察・干潟の生物観察の後,
豊潮丸に乗船して瀬戸内海でドレッジを曳いてきました。

スズメガイダマシ科の標本が多数得られたので,
これらの標本を使って記載と併せて本グループの系統分類も進めていく予定です。

2019年11月5日火曜日

とにかく知ってもらいたい・・・

昨年に引き続き、今年も大学祭で研究室の展示を出しました。
少しでも多くの人に知ってもらいたいんです。
自分たちが研究しているマニアックな動物たちの面白さを・・・!(≧ー≦)

普段はものづくりなんてほとんどしていない素人集団ですが、
研究対象分類群への愛に溢れた物販も行いました。
とにかく好きなんです・・・(^^;

今年は研究室の学生がそれぞれやっているテーマに沿った展示を準備してもらいました。
僕はそこに標本やパネルを少し足しただけです(´ー`ヾ
調査研究で忙しい合間に準備するのは相当大変でしたが、
見に来てくださった方々にもなかなか好評だったようでよかったです。

学生も、自分たちで来場者に何度も説明したことで、
頭の中で情報が少しずつ整理されていったのではないかと・・・(期待)