調査中止

今週は大槌で共同利用の調整や対応をしつつ、自分の付着板調査も行う予定でしたが、

台風の影響で湾奥までうねりが入ってきており、付着板調査は中止となりました。

木曜日にはなんとか船を外架することはできたのですが･･･

来月は船の利用が混み合っているので、付着板調査は１ヵ月ほど延期になりそうです。

この時期は付着生物が多いので、後の観察のことを考えると不安ですが･･･

いやいや、それよりもまずは、付着板が台風で流されていないことを祈るばかりです（＞_＜）

付着板収納ボックス

これまでの調査で、付着板サンプルもだいぶ溜まってきました。

今までは書類整理箱の引き出しに入れて簡易的に保存していましたが、

そろそろ付着板専用の標本箱がほしい･･･

でも、積み重ねたら下の方の板を取り出すのが大変だし、

コケムシの群体なんか粉々になってしまう。

バインダーに入れても、棚に入れた時点でやっぱり粉々に･･･

かと言って、さりげなく壁にぶら下げるのも、見た目がわるい。。

そんなことを考えながらカタログを眺めていたら、

素晴らしいものを発見しました！

その名も、伝票ファイルボックス！

普通のファイルボックスではなく、伝票専用なのがミソ。

A5サイズなので、付着板を入れるのにちょうど良いサイズなのです！（￣ー￣+

さっそく、付着板を整理していきましょう♪

コケムシの付いた付着板を・・・

まずは保護用の袋に入れます

これを、ファイルボックスの中にぶら下がっているハンギングフォルダーに入れます。

ピッタリ！

ハンギングフォルダーはボックス内にぶら下がっているので、

余裕をもたせれば、中の板が圧迫されることはありません。

もちろん、コケムシが粉々になることも、ありません(＾▽＾)/

ラベルを書けば･･･

整理完了！

しかも、ボックスの大きさは棚や引き出しの奥行きに合わせてつくられているので・・・

とってもスタイリッシュ！

さて･･･

なぜ「伝票ファイルボックス」を大量購入する必要があったのか、

理由書を書かねばなりません。

でも、これを見たらきっと納得してくれることでしょう！

これ、もう、「付着板収納ボックス」って名称で売り出してもいいと思います。

なかなか需要ないかなぁ･･･

こけむし、どっさり。

またまたご無沙汰しておりました。

先週は、柏で標本整理と観察を一気に進めたりしておりました。

毎日コケムシを眺めては、夜中の研究室で、

「すげー！」とか「うつくしい･･･」とか、一人で盛り上がっておりました。

そう、コケムシはすごく美しいんです！

でも、元気いっぱい成長した姿は・・・

ちょっと美しさに欠けるかな？

元気がよすぎて、付着板が見えなくなっていました。

でもそれは、コケムシにとってご飯が豊富だった証拠でもあるのです。

コケムシのご飯は、水中の植物プランクトンや有機物片。

三陸の海で育まれるカキやホヤと同じものを食べています。

元気いっぱいのコケムシたちと同じように、

身入りの良いカキやホヤがどっさり採れると良いですね！

通りすがり？

今週の水曜日、ふと窓の外に目を向けると…

あれ？
なんか見覚えのある船が…

新青丸です。

通りすがりに母港に立ち寄った…

わけではなく、大槌湾で調査をしているようです。

写真で見た感じでは、CTDと採水の準備をしているようでした。

しばらくして気づいたら、すでに沖に向けて去っていました。

ちなみに、新青丸は来月大槌に入港する予定です。