2018年5月7日月曜日

週刊コケムシ、ではないですが・・・

今年の4月から岩手日報のジュニアウイークリーで、
「オドロキ!海のへんてこ動物ファイル」という連載を始めました。
毎週火曜日に発行される子供向け新聞の1コーナーですが、
毎回マニアックな無脊椎動物を写真とともに紹介していきます。
もちろんコケムシも。



これまでに紹介した動物たち
ヨコエビ・ワレカラ
フジツボ
コケムシ
内肛動物
クラゲムシ

最近はかなりマニアックな動物の図鑑や写真集も発売されていますが、
それらですらほとんど紹介されることがないマイナーな動物たちを
今後も紹介していく予定です。

2018年2月8日木曜日

卒業論文

先日、研究室の卒業研究発表会が開催されました。
各々が、この一年間(実際には9ヶ月ほどですが…)の成果を発表しました。
着任して初年度ということもあり、
学生と一緒に自分まで緊張してしまいました(><)

コケムシの摂餌生態
越喜来湾の付着生物の種組成と季節消長
付着生物群集を利用する表在性動物の種組成

妥協のない盛り沢山なテーマだったと思いますが、
そんな中、みんなよくやってくれました。
おつかれさまでした!


さて、これから卒論を読んでコメントや修正を付していきます。
発表が終わってもまだまだ卒業研究は終わりませんよ~
がんばってね!

2018年2月7日水曜日

コケムシ研究者が考えてみました

先日、大船渡市漁業就業者確保育成協議会主催のシンポジウム
「明日の漁業を考える」に呼ばれて講演を行ってきました。
120人以上の漁業者の方々が集まってくださり、とても驚きました。
声がけをしてくださった漁協や組合のみなさまに感謝です。

寒さ厳しく、そこかしこに雪も残る中での開催でした。


コケムシ研究から考える明日の漁業・・・


明日の漁業・・・


考えてみました。

三陸の貝類養殖漁業においては、
コケムシやホヤなどの付着生物による汚損被害が問題となっています。
これら付着生物を防除するのは一苦労です。
しかし、果たして付着生物が貝類の斃死や成長阻害の直接的な要因なのでしょうか?
餌料環境が良ければ・・・
貝類が健康であれば・・・

コケムシ研究者の視点から、そんな話題提供を行ってきました。
みなさまにも関心をもっていただけたようで、良かったです。

帰りは初めて三陸鉄道を利用しました。(いつも車だったので・・・)
駅から、美しい朝の越喜来湾を眺めることができました。