2016年11月21日月曜日

糸こんにゃくのたらこ和え

タイトルがアレですが、決してお料理ブログと化したわけではありません。

先日、いつもお世話になっている漁師さんから「糸こんにゃくみたいなのが出た」と連絡をもらい、
さっそく調査に行ってきました。

なんとな~く心当たりはあったのですが、実際に採集したのがコレ。
完全に、「糸こんにゃくのたらこ和え」です。
気になる方は、画像検索してみてください。
そっくりなものがお皿に盛られています。

じつはこれもコケムシです。
ホンダワラコケムシという種類で、昔から船底などに付着する問題児として有名な子です。
全コケムシの中で、群体の大きさで世界最大になるとも言われている種です。

シャーレに入れてみると、萩をモチーフとした家紋のようです。

ちなみに、自活個虫は「糸こんにゃくのたらこ和え」で言うところの「たらこ」の部分です。
つまり・・・
こんな感じで、透明な枝の上に並んでいます。

それにしても、美しい二重螺旋ですね~(´ー`*)

2016年11月12日土曜日

さくらっていうか・・・カエデでしょう。

鹿児島土産のクッキーにプリントされた、
ゆるキャラ「さくら」。
顔の両側に、小さな芽体が並んでいます。

これは・・・
「さくら」っていうか、「カエデ」でしょう。

どう見ても、コモチカエデコケムシです。

ちなみに・・・
直立した胴体は「空個虫」ですね、はい。


「ぐりぶー」という人もいるようです。
あー、こちらの芽体は矛型なので、
落ちたら休眠せずすぐに成長するタイプですね。
たしか奄美大島のコモチカエデコケムシの芽体は、こちらのタイプでした。

では、奄美大島の子の芽体を見てみましょう。
おぉ! 個虫の境界線まで完全に一致です!

なんて素敵なところなんでしょう・・・鹿児島県!
もう、コモチカエデコケムシの妖精さんにしか見えません。