2014年12月10日水曜日

ふらふらと・・・

今朝は、付着板(回収中)の再設置場所の海底状況を確認するため、
船で同じ場所を行ったり来たりしてきました。

2014年12月6日土曜日

もう一つの紅葉

そろそろ地上の紅葉が終わりを迎えるこの季節、
出張の合間に海底の紅葉の様子も調査してきました。

前線通過に伴う大雨と強風でどうなることかと思いましたが、
なんとか1本だけ潜ることができました。
昨年の大浦湾に引き続き、この時期にも群体がいることを確認できました~。

2014年12月5日金曜日

紅葉

あっという間に師走になってしまいました。
先月はちょっと紅葉を見に行ったりしました。


赤く色付いた葉っぱを見ると、あのコケムシのことが気になります。
そんな季節です。

2014年11月22日土曜日

ふさふさ・・・

東北の某所に設置した付着板
一月ほどでビッシリと覆われました。
赤茶色の海藻に見えるものは、すべてフサコケムシの群体です。
フサフサです。
もふもふです。
思わず撫でてやりたく・・・なりませんか?(ーー;

フサコケムシ Bugula neritina (Linnaeus, 1758) は、コケムシの中でも有名な種の一つです。
特に、本種から単離されるブリオスタチンと呼ばれる生理活性物質は、
抗がん剤やアルツハイマーの治療薬として期待されています。
いやぁ~~コケムシすごいっ!!(≧▽≦)
(本当はフサコケムシの共生細菌がつくり出しているんですけどね・・・)
ちなみに、ブリオスタチン(bryostatin)の 「ブリオ(bryo)」は、
コケムシ(bryozoa)の「ぶりお(bryo)」ですv( ̄▽ ̄)v

それにしても、一月でこんなに付くなら、これを沢山集めれば・・・と思ったりしますが、
どうやらブリオスタチンの収量はとても少ないようです・・・_(_ _;
付着板に付いたフサコケムシの群体をゴリゴリ磨り潰して必要量集めるのはちょっと厳しそうです。

2014年11月21日金曜日

触手冠~その後~


触手がバラバラになってしまいました。

通りすがりのウミウシに捕食されたのでしょうか・・・
それとも、ウミグモにチューチュー吸われてしまったのでしょうか・・・

でも、今回のコケムシバルーンはかなり長持ちしました。
おかげさまで、思う存分楽しませてもらいました~。
触手の合間から顔を覗かせたり、頭にかぶったり・・・

2014年11月12日水曜日

弱った触手冠

弱ってきたところまで本物にそっくりなコケムシバルーン。
どれくらいそっくりかと言うと・・・

(少し弱ったコケムシの固定標本)


どうでしょう?

不規則に縮れた触手たち・・・

完全に開ききらない触手冠・・・

むふふ。

2014年11月11日火曜日

触手冠-バルーン編-

そういえば、先週ぼくの代わりに椅子に座らせておいたコケムシバルーンたちですが、
一週間が経過してどんな姿になっていたかというと・・・


おっ! 触手冠が少しばらけ始めていますが、まだ形を保っています。
さすがにこのままでは仕事ができないので、別の椅子に座らせてみました。


不規則に縮れた触手たち・・・

完全に開ききらない触手冠・・・

うん。 このへにゃっとした感じは、まさに弱ってきたコケムシの触手冠にそっくりです!
個虫の弱っていく過程まで再現できているとは、素晴らしいですね!コケムシバルーン!