2019年8月2日金曜日

池にいます

先日、久しぶりに淡水コケムシを採集してきました。
3ヶ所めぐって、2綱2目5科6属6種の群体が得られました。
休芽を含めるとさらに数種はいそうです。

ヤワハネコケムシ
透明でぷにぷにした外包が特徴。
大きくて観察しやすく、透き通っていて美しい種です。

ヒメハネコケムシ
2011年にRumarcaellaに所属を変更した種です。
本種は日本以外ではほとんど報告がありません。
せっかくなので再記載しますかね~
あっ・・・休芽を放出しました。

オオマリコケムシ
言わずと知れた、外来種。
このあと研究室で大量に幼生を出しました。

カンテンコケムシ
レッドデータブックに載ることもある稀少種。
大きな個虫は、たぶんコケムシの中でも最大級。

やっぱり淡水もいいですね~(^-^)

2019年7月14日日曜日

河川から深海まで・・・

共著の論文が2報出ました。

Grischenko A.V., Hirose M., Schwaha T. and Chernyshev A.V. (2019) 
First record of an abyssal and hadal bryozoan fauna from the Kuril-Kamchatka Trench. 
Progress in Oceanography 176 (2019), 102130.
千島海溝の水深5134~7245 mから得られたコケムシ4種に関する記載論文です。
私はこのうち特に深い2地点から得られた2種の標本を観察しました.

Ko E-J., Gim J-S., Hong S., Jo H., Kim J.Y., Hirose M., Won D.H., Kim H-W. and Joo G-J. (2019) 
Distribution and growth of non-native bryozoan Pectinatella magnifica (Leidy, 1851) in four large rivers in South Korea. 
Aquatic Invasions (2019), 14(2): 384-396.
こちらは韓国の河川で確認されたオオマリコケムシの分布に関する論文です。
以前,淡水コケムシに関する国際シンポジウムに招待されたときのものです。

2019年7月6日土曜日

学会のハシゴ

6月は怒濤の学会続きでした・・・。

東北マリン全体会議でのポスター発表(コケムシの成長履歴)
日本動物分類学会でのポスター発表(ウミエラの分類)
国際コケムシ学会@チェコでの口頭およびポスター発表(成長履歴と摂餌生態)

国際学会でのポスター発表の様子

コケムシの発表ばかりかと思いきや、さり気なく刺胞動物の発表も行いました。
大槌で得られたウミエラの分類に関する研究で、
昨年度の4年生が卒業研究で行った研究成果です。
ついに刺胞動物デビューです。。

大槌で得られたウミエラの一種

ただ、自分がコケムシの発表をしなかったため、
今年の動物分類学会ではコケムシの発表がなくなってしまいました。。。
コケムシ研究者人口を増やさないとなぁ・・・(´。`ヾ

今回の国際コケムシ学会も、日本からの参加者は僕だけでした。
3年に一度の国際学会では、いつも沢山の刺激と元気をもらえます。
とにかく楽しかったです。
そんな中、周囲からの要望に応えて、
日本での国際コケムシ学会の開催を提案することになりました。
・・・
やっぱりコケムシ研究者を増やさなきゃ・・・!((゜゜;))

2019年6月17日月曜日

リベレツに集まりました

現在,国際コケムシ学会のためチェコのリベレツに来ています。
3年に一度,全世界のコケムシ研究者が集う場所です。
明日から5日間,コケムシに関する講演が続きます。
私もコケムシの成長履歴に関する口頭発表と,
摂餌生態に関するポスター発表を行う予定です。
Ice Break Party では懐かしい方々と3年ぶりの再会を喜び合いました。
で,6年後の大会を日本で是非との声が多数・・・
うん。いつか日本で開催できたら良いなぁ・・・(^^;)

こっちは夜の9時を過ぎてもまだ外が明るいです。

2019年5月17日金曜日

みんなでコケムシ拾いました

12月の乗船実習では、昨年度から広島大学の豊潮丸にもお世話になっています。


この実習の主担当をさせてもらうことになったのですが、
初年度ということで、まずは実習内容やルートの計画から始まりました。
おおまかな部分は既存の実習を参考にしつつ、
プランクトン観察では昼間の調査だけでなく、集魚灯を使った夜間採集も実施しました。

見慣れない動物プランクトンに魅了されて夜が更けていきました

また、底生生物の観察に力を入れたオリジナルメニューもほしかったので・・・
ドレッジ・そりネット・SM採泥器で採集した基質を対象に、
洗い出し&ソーティングをガッツリ行いました。


最終日は、実際の調査航海のときのようなハードな一日となりましたが、
学生も普段なかなか目にしない動物たちに、かなり楽しんでくれたようでした。


夜遅くまでみんなでスナツブコケムシを拾ってくれて、感無量でした…(TーT)

2019年5月10日金曜日

コケムシもいっぱい付いてます

一昨年の夏から地元漁協の協力のもと学生実習で実施している
養殖ホタテの付着生物観察。
昨年から担当させてもらうことになり、
学生たちと一緒にホヤやイガイの山を築きました。
その中にはもちろんコケムシもたくさん・・・♪

学生約120人分のデータをまとめてみると、
実習レベルでもなかなか面白いことが見えてくるんだな~と感じました。
個人的には、コケムシを積極的に探してくれる学生がいたのが嬉しかったです…(^^ヾ
こんなコケムシ付いてます
エリアナコケムシ(左)とチゴケムシ(右)

2019年5月3日金曜日

やっぱり風が・・・

やっぱり風が強いです。

3年目にして、ようやくタイミングが合って参加できた勢水丸航海。
サイズ感も気軽さもちょうどよく、
とにかく楽しかったです。
けっこう風が吹いても揺れが少なく、とても良い船でした。

あいにくの悪天候で、予定より短い航海となりましたが、
それなりにサンプルも得られて良かったです。

調査を主催してくださった先生方、船員の方々をはじめとした皆様に感謝です。