2014年12月11日木曜日

虫食い

海中で1年間付着板を吊していたシャックル。


再利用できるかな~と淡い期待を抱いて確認したところ・・・


むむ・・・!
腐食しています。

まるで虫食いのような穴が。。
もちろん、シャックルをかじる生物がいたわけではありません。

このシャックルはステンレス製です。
ステンレスは表面がクロムの酸化による不動態皮膜で覆われているため、
基本的には腐食に強いことで知られています。
ただ、海水中など塩素イオンに晒される場所で長期間使用すると、
被膜の再生も阻害されてこのように腐食が進行します。


今回は1年間もずっと浸けっぱなしで、しかも付着板による張力がかかっていたので、
一番負荷のかかる部分に虫食いのような孔食が生じていたようです。
むしろ、よく長持ちしてくれたことに感謝です。

さて・・・再利用などという淡い期待は見事に打ち砕かれてしまったので、
新しいシャックルとスイベルを発注することにします。