2015年9月2日水曜日

いきもの情報を登録

先週は台風の影響で海に出られませんでしたが、
BORASというデータベースを利用して、
大槌で得られた標本情報の登録・整理を行いました。

こんな感じでちょこちょこと。

BORASBiological Observation Record Archive System/BORAS)とは、
「東北マリンサイエンス拠点形成事業」によって構築された、
生物観察情報をアーカイブするためのシステムです。
(読み方は 「ぼーらす」 です。)

生物観察情報ってなんぞや?」と思うかもしれませんが、
ここでは、程度の違いはあっても、ある生き物が気になって記録した時点で、
それが生物観察情報になる・・・ようです。
BORASでは基本的に写真が観察情報のベースとなっているので、
ここでは「記録=写真+位置・日付情報」として例を挙げてみます。

たとえば・・・

「なんか変な生き物みつけた!・・・これ、なんだろう?」
『パシャッ』

「このカニよく見るけど、名前わからないんだよな・・・」
『パシャッ』

「調査で得られたこの生物が分類できれば、もっと掘り下げた議論ができるのに・・・」
『パシャッ』

「これまでに採集したコケムシの標本を整理したいな♪」
 『パシャッ』
 『パシャッ』
『パシャッ』

「調査で得られた生物写真を参加者で共有して、ここの生物種リストをつくりたい!」
 『パシャッ』
 『パシャッ』
『パシャッ』

これらの写真に位置情報や日付が加われば、
それらはすべて生物観察情報となるわけです。
(あくまで僕の理解ですよ・・・)

実際には、写真なしでも種名・位置・日付情報等のみでの登録も可能です。
標本整理など、モノがあってとりあえず番号を与えておきたい場合には便利かも。
でも、証拠が欲しいので、やっぱり写真や標本も揃えて登録してほしいな~。


つづく