ROVの採集装置の改造を試みました。
大きな起立性のコケムシ群体をまるごと採るために・・・!
ホームセンターで材料をそろえて工作開始!
ロボ的な何かが組み上がりました。
完成形がこちら。
ソーラーパネル広げた探査機みたい。
そして、ROVに装着した状態がこれ。
う~ん・・・ちょっとわかりづらいですが、
採集装置が黒いフレームに取り付けられています。
プランクトンネットとネット保護用シートが目立ってますね・・・
ビークルとフレームの間にコケムシを入れて、
全速後進で根元から折ったコケムシがネットに入るという算段です。
キャニスター用カメラの映像を見ながらフレームでコケムシを包囲し、
自作の採集装置で根元から折る計画です!
しかし・・・
大きな誤算がありました。。
水中に入ったとたん、キャニスター用カメラに採集装置が映らなくなりました!Σ( ̄□ ̄;
フレームも一部しか映らず、もはや勘でコケムシを包囲するしかない始末・・・
その原因は、「屈折率」。
水温にもよりますが、海水の屈折率がおよそ1.34とすると、
水中では陸上の1.34倍に拡大された映像が見えるわけですね。
えぇ・・・たしかに、フレームとプランクトンネットの一部しか見えませんでしたよ・・・
ずっと陸上でシミュレーションをしていたため、すっかり忘れていました。。。_(_ _;
あと、当然ながらプランクトンネット保護シートがメインカメラの視界を遮ります。
キャニスター用カメラが使えなくなった今、
ROVは横目で流れていく景色を見ながら彷徨うだけの状態に・・・(T。T)
ROVは横目で流れていく景色を見ながら彷徨うだけの状態に・・・(T。T)
結局、早々にスラープガンとマニピュレータを使った従来の採集方法に戻しました。。
でも、まだ諦めてはいません!
今回作った採集装置をスクレーパーと併用して、
改造したマニピュレータを使った新たな採集方法を考案中です。
次こそは、でっかいコケムシ群体を隙間に棲んでいる生物もろとも採集してみせます!