2014年11月3日月曜日

コケムシ・バルーンアート

気がつけば11月になってしまいました。
すっかり秋も深まり、そろそろ東北ではタイヤ交換の時期ですね。

先週は柏で大気海洋研究所の一般公開がありました。
昨年は台風のため一日だけの開催となってしまいましたが、
今年は晴天に恵まれ多くの方にご来場いただきました~。

大気海洋研究所の一般公開で恒例となっている海の生き物バルーンアート。
毎年さまざまな生き物がバルーンアートになっています。

2012年

2013年

製作しているのはここの卒業生で、夢を実現させるためバルーンアーティストになった須原さん。
海の生き物に接してきたからこそ、生き生きとした姿を再現できるんですね!

さて、そんなバルーンアート、今年のテーマは・・・
なんと、コケムシです!!(゜▽゜
コケムシのバルーンアートって、たぶん世界初じゃないかなぁ。。
まさか本当に実現する日が来るとは・・・感謝感激です(TーT

たくさん写真を提供して、触手冠の曲線とか難しい注文もいっぱい出してしまいましたが・・・
豊富な経験と技術、そして素晴らしい連携プレーで見事に完成させてくれました!

量産されていく触手冠

並べて・・・

完成です!

完成の瞬間、思わず呟いてしまいました。
「すごいコケムシ…!」(=「すごくコケムシらしさが出ている」の意)

きっと、コケムシ学者なら一目見てわかります。
「これは…イソギンチャクではない!コケムシだ!」と。
ちなみに、国際コケムシ学会のロゴにもそっくりです!

そんなわけで、今年はバルーンアートの解説も兼ねて、コケムシバルーンの隣で本気のコケムシ展示を行いました。

選りすぐりの標本展示は勿論のこと、コケムシ写真集も作製して並べています。
解説を交えた写真に加えて、電子顕微鏡で撮影した写真も多数収録!

多くの方々から、「コケムシの写真集はないのですか?」と尋ねられたので、
「いつか作製して出版したいと考えています」とお伝えしたところ、
写真集があったら是非とも買います!」と言ってくださいました!(T▽T
「ガウディの建築みたいで美しい・・・!」とも。
よかったね、こけむしぃ・・・出版できるといいなぁ(TーT
(出版社さま、是非ともお願いします・・・!)

今回の一般公開では、バルーンを指さしながら個虫の説明をするなど、自分も思う存分楽しませてもらいました。