2014年11月7日金曜日

歯医者さんの音

今日は同定依頼のあった標本観察を済ませた後、コケムシを削ったりしておりました。


コケムシの研究道具で欠かせないツールの一つが、このルーターです。
先端をダイヤモンドビットやドリルにして使用します。

コケムシは貝殻や石にもよく付着しているのですが、
大きな貝殻に付着したままだと観察や整理がしづらいことも多々あります。
そんなとき、このルーターが大活躍するわけです!

・・・が、人によってはルーターで硬いモノを削る音が幼少期の恐怖体験と結びついているらしく・・・
念のため、作業を始める前に周囲に確認をとるようにしております(^^;

ちなみに、最近の歯医者さんでは音を軽減させたドリルを用いたり、
ドリルそのものを用いない治療法も活用されているようです。

私は幸いにも幼少期に歯を削られた経験がないので、この音はコケムシを削る音という認識です。
歯医者さんに行ったとき、「おっ。どんなコケムシを削っているのかな?」などと想像してみれば、
きっと、もしかすると、少しは緊張が解れる・・・かも・・・