前回紹介した岩の下に付着していた起立性のコケムシたち。
採集したものを順に紹介していきましょう!
「ふさふさ」した群体。
まさに見た目のとおり、フサコケムシの仲間(Bugula 属)です。
でも、本種は鳥頭体をもつので、いわゆる「フサコケムシ(和名)」とは別種です。
淡い赤みが美しい・・・!
「ひらひら」した群体。
じつはこれもフサコケムシの仲間(Bugula 属)です。
もちろん、上の赤い「ふさふさ」とは別種です。
鮮やかな緑色がきれいですが、標本にすると色は抜けてしまいます・・・
「もさもさ」した群体。
こちらはジュズツナギコケムシの仲間(Catenicella 属)です。
よーく見ると、個虫が関節で連なっています。
そして、最後は・・・
思わず水中で「おおっ!」と叫んだ群体。
大きかったので、観察したのはその破片です。
こちらはBiflustra 属の仲間。
科レベルでは、昆布などに付着するアミメコケムシの仲間とされています。