今回の一般公開に向けて、大槌の海に生息する動物の簡易的な図鑑を作成しました。
その名も 『おおつち海のいきもの図鑑』
A3サイズで、三つ折りになります。
最近は各地の臨海実験所でこうしたフィールドガイドが作成されていますが、
じつは、いつか大槌版を作りたいと思っていました。
今回、センターの教員やポスドク、学生の力も借りて、これまでに撮り溜めた写真を総動員し、
ついに完成させることができました!
写真を提供してくれたみなさまに、心から感謝です!!
裏表に生き物の写真がびっしり。
写真と名前が載っている簡易的なものですが、ラミネート加工を施してあるので、
フィールドガイドとして、水辺でも安心して利用することができます。
ちなみに今回のコンセプトの一つは、
「なるべくいろんな生き物について知ってもらう」 です。
細かな種同定に使うものというよりは、
大槌の海にもいろんな生き物が暮らしていることを知ってもらうための導入ツール。
そのため、フィールドガイドとしてはちょっとマニアックな生き物も多数載っています。
たとえば節足動物門を見てみると・・・
なかなかフィールドで見かけることは難しそうなものがいっぱい。。
マイナーな動物門についても紹介しています。
これを見て興味をもってくれる人が100人に1人でもいてくれたら、僕は嬉しい・・・
もちろん、コケムシについても・・・!
なかなか他では見ない充実っぷりです!
あと、こうしたフィールドガイドとしては珍しいのが・・・
海鳥です。
漁でも観光でも、海に行けば必ず海鳥に出会いますよね。
海鳥たちも、魚を食べるなど、海を生活の場としている動物なんですね~。
『おおつち海のいきもの図鑑』 は、今後も改訂などしながら配布を続けていく予定です!
あと、この勢いにのって、このまま冊子体の図鑑も作っちゃおうと計画中・・・( ̄▽ ̄ヾ