コケムシ観察用のお仕事道具ですが、
ケースの中身(一部)をご紹介します。
今回は 「つかむ」 道具をご紹介。
まずはピンセット。
先端の形状が異なる精密ピンセットいろいろ。
ほとんどは左のような通常の先端のもので事足りますが、
右のように湾曲した先端をもつものが便利な場合もあります。
こちらは微生物ピンセット。
硬いもので掴むと壊れてしまうような繊細なものに使います。
最後は、筆。
ほとんどは左のような通常の先端のもので事足りますが、
右のように湾曲した先端をもつものが便利な場合もあります。
こちらはクロスピンセット。
普通のピンセットとは逆で、握ったときだけ開きます。
枝状の標本をいろんな角度から観察するときに使います。
硬いもので掴むと壊れてしまうような繊細なものに使います。
最後は、筆。
筆で掴むことなんてできるのかと思われるかもしれませんが、
ピンセットで掴むと壊れてしまうような、群体の小さな破片などを移動させるときに活躍します。
特に、博物館での標本調査の際には必需品です。
あと、古い乾燥標本に沈着したゴミを取り除いたりするときにも使えますよ~。