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昨日の調査では時季はずれだったのか見つからなかったのですが…
春先には、こんなコケムシが名護湾の調査地点に多数生息しています。
海底に根のような空個虫を多数伸ばして起立する種類です。
実験室に持ち帰ると…
バイアルの中でも空個虫をぐんぐん伸ばして成長しています。
思い当たる種類がいるので、早速これを走査型電子顕微鏡(SEM)で観察してみたのですが…
…あれ?
思っていたのと全然違います。
っていうか、あなたは誰?
生活様式と群体形態から、てっきりCruceschanellina 属かと思っていたのですが…
個虫の形態はどうやらCharacodoma 属もしくはFedora 属に似ているようです。
でも、Characodoma はこんな生活様式じゃないし、Fedora はこんな形の群体ではないはず…
まだまだ面白いコケムシが身近なところにも沢山いるんですね!
20 Sep. 2014