[前サイトからの移設記事]
今月は大槌町での新青丸お披露目式、その翌週の大槌での公開講座、
そして先週の柏キャンパス一般公開で、大槌湾の底生生物の標本展示を行いました。
大槌でも柏でも、多くの方々が標本を覗き込んで、熱心にお話を聞いてくださいました。
大槌町での展示では、「こんな生き物が大槌にいるなんて知らなかった」という感想に加えて、
「子供の頃によく採って遊んだよ」や「昔はこんなのが沢山いたなあ」という、
地元の方々ならではの感想も聞くことができました。
今のところ大槌でしか得られていない巨大なコケムシ群体については、
「大槌にサンゴがいるの!?」という驚きの声も多く聞かれました。
「じつはサンゴではなくてコケムシという動物でして・・・(以下略)」と、
コケムシの重要性について熱く語ったのは言うまでもありません。
今回展示した標本の中には、震災の一年前に採集したものや1983年に得られたものもあり、
標本を残す意義についても多くの方々に知ってもらうことができました。
柏キャンパスの一般公開では、「ひょうたん島」こと蓬莱島周辺の生き物マップもあわせて展示しました。
今後はこのマップを「ひょうたん島」から大槌湾全域に広げていく予定です。
紹介する生き物の中には少しマニアックなものも含まれていますが…
(コケムシとかヒモムシとかヤドリムシとか)
(コケムシとかヒモムシとかヤドリムシとか)
27 Oct. 2013