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今週は大槌湾で潜って付着板を交換してきました。
海中に入ってみると、ずっと天気も良かったはずなのに普段よりも濁りがあります。
じつはこれ、日照時間が長くなったりしたことで、海中の植物プランクトンが一斉に増殖しているのです。
「ブルーム」と呼ばれています。
先週末はちょうど陸では桜が満開でしたが、海の中にも春が訪れていたようです。
この時期、付着板を吊したロープは冬の間に成長した海藻類で覆われています。
中には肉厚で美味しい三陸のワカメも…(じゅるり)
それとは対照的に、付着生物は全体的に少ない傾向がみられました。
とはいえ、付着生物も多い時期にはわずか一月で付着板を覆い尽くしてしまうことがあります。
そんなとき、付着板の上では付着生物同士の熾烈な “場所取り合戦” が繰り広げられます。
その戦いの様子についても、近いうちに紹介します!
30 Apr. 2014